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◆ニューヨークの街角で映画に出会う◆
ニューヨークほど頻繁に映画に登場する街は無いかもしれません。初めて訪れても、なんだか以前来たことがあるような、そんな気がするのは、この街がいつも映画の舞台になってきたからかもしれません。そういう私もニューヨークに引越しをして来た時に、「あっ、ここ知っている。ここ見た事ある。へぇ〜ここがあの映画の撮影現場だったんだ」となんだか嬉しくなったのを覚えています。 映画の都ハリウッドに対して、東のニューヨークで街頭での撮影が盛んになり始めたのは1950年代だそうです。最初にこの街で長編映画が撮影されたのは、1954年、エリア・カザン監督、マーロン・ブランド主演の「波止場」でした。最近のニューヨークが舞台の映画のほとんどは、実際の街並みで撮影されています。ニューヨークで撮影される長編映画は毎年約200本、TV、ミュージックビデオ等の撮影も含めるとその数は大変な数になります。ここでは、ニューヨークが舞台になった映画をいつくかご紹介します。 ●「センターステージ」2000年 Center Stage 実は最初にこの映画を見た時はまだ、他州に住んでいました。その後NYに引っ越してきたときに、この映画の舞台であるメトロポリタン・オペラ・ハウスの外観をはじめた見たときや、初めて実際にメトロポリタン・オペラ・ハウスでアメリカン・バレエ・シアターの公演を観た時は感動しました。 主役のジョディー(アマンダ・シュル)はとてもキュートで、本当のバレエダンサーなので吹き替えはなし、踊り方もとてもキュートです。でも、バレエダンサーとしては、足の骨格が悪くターンアウトが不十分なため苦戦します(これはアマンダ自身がそうらしいです)。でも、気分転換に訪れたマンハッタンのダンススタジオで踊ったジョディーの踊りは、とてもチャーミングで彼女の足のハンディなど全く気になりません。
ジョディーが恋をするクーパー(イーサン・スティーフェル)は、本物のアメリカン・バレエ・シアターのプリンシバルで、彼の躍動感ある踊りも見応えがあります。
● 「恋人達の予感」1989年 When Harry Met Sally それから5年後、ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港で、出張の見送りに来てくれた恋人ジョンと長いキスを交わしているサリーのもとにハリーが姿を現わしました。またまた再開は最悪なものでした。 さらに5年後、離婚直前のハリーと、ジョンとの別れから何とか立ち直ろうとしているサリーが再会しました。これを機会に2人は友達同士になり、デートを重ねるようになりますが、2人の会話はお互いの恋の悩みばかりです。ある夜サリーの泣きじゃくる電話をうけたハリーは、彼女のアパートヘ駆けつけました。独身主義者のジョンが自分以外の女と結婚すると聞きショックをうけたサリーを慰めるうちに、どちらともなく2人は互いを求め、ついに一夜を共にしてしまいました。 それ以来2人の関係は、変に相手を意識しすぎてぎくしゃくしてしまい、ハリーの言い訳が逆に誤解を招いたりもします。しかしニュー・イヤー・イヴの夜、お互いの愛を確信したハリーとサリーは、様々な紆余曲折の末に自然な恋人関係を築きあげたのです。 サリーがレストランや飛行機の中で、メニューに無いトッピングやレシピをオーダするときがとてもキュートです。
● 「ニューヨークの恋人」2001年 Kate & Leopold スチュアートはブルックリン・ブリッジの下に126年の時を縮める通り道を発見し、そこを通ってしまったレオポルドは、スチュアートの元恋人でキャリアウーマンのケイト(メグ・ライアン)と知り合い、恋に落ちていきます。 英国貴族のレオポルドは19世紀の貴族の衣装でニューヨークの街を歩き、当然街行く人から注目されます。時代のギャップに戸惑うギャグなども今更といった感はありますが、最後まで飽きずに観られるコミカル・ラブストーリーです。ひょんな事がきっかけで、レポルドはケイトが手がけるバターのCMに出演することになります。 二人のデートのシーンではサウス・ストリート・シーポートやウォール街の花屋「アン・ブルーノ」等が登場しています。
ニューヨークの恋人
● 「ゴースト ニューヨークの幻」1990年 Ghost サムとモリーが「マクベス」を観劇しての帰り道、モリーがサムに自分の心を打ち明けました。「貴方と結婚したい・・・」 今まで、彼女が避けていた問題だったからサムは驚きます。 カールは不当な金を銀行を経由させることで正当な金に見せかけるマネー・ランドリーに関わっていたのですが、大金が不正に動いていることにサムが気付き、コンピュータにログインするパスワードを変更したため、ログインできなくなったカールが、ウィリーに依頼して、メモしたパスワードが入っている財布を奪うように命令したのですが、争っているうちに撃ち殺してしまったのです。 親友に殺されたと知ったサムはショックを受けますが、カールの不正を阻止するため、オダ・メイに頼みカールの秘密口座を解約します。オダ・メイによって口座が解約されたことを知り、モリーの言うように、サムがゴーストとなって、自分の邪魔をしようとしているのではないかと疑い始めたカールはウィリーと共に、モリーに襲いかかりますが、サムとオダ・メイの助けによって救われ、カールはガラス窓が突き刺さり死んでしまいます。 モリーを助けるという使命も終わり、天国からお迎えがやってきます。サムは「愛している。いつも愛していたよ」と、今まで口にしなかった思いを告げます。そして、モリーは目に涙を一杯ためて「同じく(ditto)」と答えます。二人が深く愛し合っているのかが伝わってくるシーンです。
● 「七年目の浮気」1955年 The Seven-Year Itch 雑誌社に勤めるリチャードの妻子が、バカンスで家を空けることになりました。その時、同じアパートの階上に素敵な美人がやって来ました。仕事柄、空想癖のある彼は、早速、彼女との浮気を考え始めますが……。 恐妻家の中年男が、結婚七年目の浮気心を抱いたことから巻きおこる騒動を描いたコメディーです。
● 「真夜中のカーボーイ」1969年 Midnight Cowboy そんなジョーが知り合ったのがラッツォと呼ばれる一人の男です。始終咳き込み足を引きずって歩くその小男と、ジョー。大都会のはみだし者同士、次第に友情を深めていく二人ですが、ラッツォの病状は日増しに悪くなっていきました。ジョーは、フロリダへ行くというラッツォの夢を叶えようとしますが……。
● 「キングコング」 1933年、2005年 King Kong 英映画雑誌エンパイアの最新号が選んだ「映画の怪物・怪獣ベスト10」で、米映画「キングコング」(1933年)の主人公キングコングがトップに輝きました。同誌はキングコングを「恐ろしい破壊力を持ちながら、この上なく人間的」とし、両手で胸をたたく有名なしぐさを「珠玉のパフォーマンス」と評しました。 キングコング2005年は初めの1時間くらいは、ジェラシック・パーク?と錯覚をしてしまい、少し長く感じましたが、主役のKiller punch はとても綺麗でしたし、最後エンパイヤステイとビルから落ちていくキングコングはやはり可愛そうでした。
● 「ティファニーで朝食を」 1961年 Breakfast at Tiffany’s テーマ曲「ムーンリバー」が印象的なスタイリッシュなラブ・ストーリーです。 実際にティファニーのある5番街の交差点は、ルイ・ヴィトン、ブルガリ...高級ブランドが立ち並ぶ、世界一豪華な交差点です。
● 「34丁目の奇跡」 1947年、1994年 Miracle on 34th Street サンタクロースが子供達と記念写真を撮ってくれるというメイシーズのクリスマス恒例の行事は今でも大人気です。メイシーズのあるヘラルドスクエアは、実は1896年5月11日にエジソン社によって初めてニューヨークの街頭で映画撮影(51秒)が行われた場所でもあります。
● 「スパイダーマン1.2,3」 2002,2004年,2007年 Spider-man
スパイダーマン
● 「タクシー・ドライバー」 1976年 Taxi Driver
◆ 撮影現場に出会うかも!?◆
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ニューヨークが舞台の映画 |